トッケビは、現代での物語ですが高麗時代を背景に物語が進んでいきます。
そのため高麗の時代のシーンも多く描かれています。
そのなかでも高麗時代の王は、特に印象的ではありませんでしたか?
1話冒頭から高麗時代のシーンが出てきますね。
1話から王の存在感がとても強く印象的でストーリーが進んでいくごとに「王はどう絡んでくるのか」とても気になった1人でした。
今回は、トッケビの王について詳しく紹介していきます。
トッケビキャストの王様の人は誰?
名前:イ・ドンウク
生年月日:1981年11月6日
出演作品:「女の香り」「トッケビ」「真心が届く」「九尾狐伝」「bad and crazy」ほか
幼少期のころから整った顔立ちをしており、街でスカウトされることもありましたが、興味がなく断っていました。
しかし、高校時代に映画「ビット」を見たことをきっかけに俳優への夢を持つようになります。
1999年に184㎝の長身を生かしてモデルとしてデビューを果たします。
また、同年に「道の外に世界はある」で俳優としてもデビューを果たします。
2005年に初主演を務めたドラマ「マイガール」が人気作となりイドンウクの認知度を高めていきます。
2009年に入隊し2011年に除隊復帰作として選んだ「女の香り」もヒット作となり、確実に俳優としての地位を固めていきます。
その後も「トッケビ」「真心が届く」「九尾狐伝」といった数々の話題作に出演し、実力派俳優として確固たる地位を築いたイドンウク。
最近では、バラエティのMCを務めるなど、マルチに活躍する唯一無二の実力派俳優です。
トッケビキャストの王様!子役のプロフィール!
名前:キムミンジェ
生年月日:1996年11月1日
出演作品:「恋は七転び八起き」「トッケビ」「偉大なる誘惑者」ほか
元々はアイドルを目指し、練習生としてCJエンターテインメントに所属していました。
練習生としてレッスンを行うなかで、演技指導も受けており2015年にドラマ「恋は七転び八起き」で俳優デビューを果たします。
ドラマをきっかけに演技への道に興味を抱くようになり、俳優へと進んでいきました。
特に「トッケビ」での王役は印象的で、キムミンジェの認知度を大きく高めた作品でもありました。2019年からは主演を演じる作品も多くなっており、今後がとても楽しみですね。
アイドルの練習生という経歴があるので、音楽番組のMCもつとめたりとマルチに活躍する今後が楽しみな若手人気俳優です。
王様(ワンヨ)とシンの関係
王様ワンヨにとってシンは自分が王を務める高麗の国の武士でした。
シンは先代の王と、ある約束を交わします。
「次の王様の座につくワンヨを守るという約束」でした。
シンは、先王との約束を守るために行く戦すべてに勝ち凱旋します。
そして、自分の妹キムソンをワンヨと結婚させ力の限り守ろうとします。
しかし、両親のいないワンヨは臣下パクチュンホンに育てられたことで、パクチュンホンの言葉しか信じない、洗脳されているかのような王様となっていました。
パクチュンホンは、ワンヨに 「民はキムシンを神と呼んでいます。不敗神話により王室を脅かす存在です。厳罰に処するべきです。」とシンを処罰するよう仕向けます。
その言葉を鵜呑みにしたワンヨは、シンを謀反の罪とし処刑を命じてしまうのです。
王様ワンヨとソンの関係
王様ワンヨにとってソンは自分の妻。
2人はお互いに愛し合っていました。
そんななかソンは、臣下パクチュンホンの存在を怪しみワンヨを心配していました。
ソンの心配をよそに、ワンヨは孤立していきます。
ワンヨがソンに「兄の見方をするな。自分の女として生きるか。兄の妹として死ぬか。どちらか選ぶのだ。」と問うシーンがあります。すでにワンヨは後に引けなくなっていました。
この言葉の裏側には、”自分のそばにいてほしい。自分と共に生きてほしい”というソンへの愛の強さが込められているようにも感じました。
結果として、愛していたはずの自分の妻さえも人質としてとり、失ってしまうのでした。
ワンヨを守ろうとしていたシンとソン。
その真意もかなわず、ワンヨは孤立してしまいました。
あまりに悲しすぎるワンヨの人生に違った選択ができなかったのかと胸が締め付けられる思いでした。
王様ワンヨは死神の前世?
王様ワンヨは死神の前世でした。
死神は、前世の記憶をもちません。
前世で大きな罪を犯した者が、数百年もの地獄を経て記憶を消す事を選び死神となります。
その大きな罪を犯した者とは自ら命を絶つことを選択した者でした。
ワンヨは王という権力を使いシンをはじめとした、多くの民の処刑を命じました。
そして、最後は孤独の王となり自分の生き方を悔み自ら命を絶ってしまうのでした。
死神は多くの人々の死と向き合うことが仕事です。
全うした命と正面から向き合うことで命の大切さや尊さを感じ、次こそは与えられた命を最後まで生き抜いてほしいという神から死神へ隠されたメッセージだったのではないでしょうか。
ワンヨと死神では、全くといっていいほど同じ人物には思えません。
ワンヨは、パクチュンホンのいう事しか信じられず、周りを受け入れることができない悲しき孤独の王様でした。
それに比べて死神は、困った事があるとすぐにシンやウンタク、サニーといった周りにいる人たちを頼り、なんでも素直に受け入れる姿がチャーミングでした。
そんな全く違うワンヨと死神ですが、ソンとサニーという、時を超えても同じ女性を愛し続ける一途な愛し方は、唯一の似ている点だったのではないかと思います。
まとめ
今回は、王ワンヨについて詳しく紹介しました。
- 王様ワンヨを演じるのは実力派俳優のイドンウク
- 王様ワンヨの子役を演じるのは若手人気俳優のキムミンジェ
- シンもソンも、ワンヨを守ろうとしていた。その思いもむなしく、パクチュンホンを受け入れ孤独の王となってしまった。
- 王様ワンヨは死神の前世だった。周りを言葉を信じられず受け入れられないワンヨと、なんでも真っ直ぐに受け入れる死神。全く違うようにみえるが、生まれ変わっても1人の女性を愛し続ける一途さは共通する部分だった。
ワンヨを思うと、とても悲しくなります。
それでも、生まれ変わっても1人の女性を一途に愛すワンヨと死神は感動的でした。
そして、サニーも死神に惹かれるところをみると、やっぱり運命の2人だったんだなぁと心が救われました。
ワンヨと死神の魅力をたっぷりと引き出し、演じてくれたイドンウクとキムミンジェ。
号泣必至の物語でした。
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